2017

綿と触れ合う ~地元産の綿を見て、触ってみよう~

加古川市志方町はその昔から綿花栽培が盛んな場所と知られておりました。

その綿花を加工し靴下製造が行われ、地域の地場産業として発展してきました。

今は、あまり見ることがない、綿花栽培の復活に取り組むため綿人育成を進めていきます。

綿人(わたびと)とは:加古川市内において、化学肥料や農薬を使用せず環境に配慮し、地域の歴史や自然環境等も大切にしながら綿花栽培を行い田舎生活を楽しむ人のことです。

綿花の収穫時の様子

収穫した綿花と糸紡ぎ機

開催されたイベント・ワークショップ
のご報告

8月のご報告

9月、10月のワークショップは荒天の為中止になりました。

■平成29年度 最終
2月「綿人ワークショップ」ご報告

2月17日(土)午後1時より、大澤地内の綿花作付けほ場において、「綿木とほ場の後片付け」のワークショップを行いました。

 当日気温が平年並みとのことでしたが、お昼過ぎより風が強くなり、体感的にはまだ寒さを感じます。

本日の作業は、「綿木」・「除草シート」・ほ場の草押さえに一面に貼っている「マルチシート」の除去作業です。

 志方東営農組合の組合員や、綿人として登録されておられる「綿人」・2月16日に志方東営農組合のメールで申し込みして頂いた新しい「綿人」と総勢40名で作業開始です。

 

 最初は綿木を支えている支柱抜いていきます。そのあと綿木です。綿木の枝は、四方八方に枝を伸ばしており、その枝も先が尖って固く、作業中に顔や手に刺りそうになります。 抜いた枝木を、ほ場の周りに一旦仮置きして、畝の間に貼った、除草シートを剥していきます。除草シートが飛ばないように固定していたピンを抜いていきます。

 土の中に打ち込んで、風が吹いても飛ばないように押し込んだ押えピン、そのピンがなかなか取れません。四苦八苦しながら採り除きます。

 マルチシートは、最初を取り出せば、後は楽に取り除くことが出来ます。寒さ対策として着込んで厚着しているのを一枚・一枚と脱ぐようになります。ほ場全面に貼っていたシートの下は、雨の水を含んだ「ほぼ泥沼」状態です。長靴で滑りそうになりながら、マルチシートをはがしていきます。

全てを取り除き、土がみえてくると、仮置きしている綿木を2か所から3か所ぐらいに積んで、燃やしていきます。
 普段、農作業を行っている組合員の方が多く出ていただいていますので、たちまち綺麗に片付きます。

 1時間近く作業を行い、休憩です。寒い中で冷たいお茶ではと思い、大きな鍋に水を入れ、カッセトコンロで温めたペットボトルを用意しました。皆さん動き回って喉が渇いていたので、小さな火で温めたお茶は体の中に浸み込んでいくようでみなさん喜んでおられました。

あと、1つのほ場も同じように片づけていきます。綿木の支柱・綿木・畔除草シート・マルチシートと撤去し、3か所で燃やして片付けが終わりました。

 皆さんの服装を見ますと、土で汚れ、長靴も土が付き重たく歩きにくく、畔の所で土を取り除いています。そのまま家に帰ると、足跡が着きそうです。

ほ場全面に貼っている、除草シート・マルチシート綿木を抜いています。

女性の方も撤去作業に駆けつけてくれました。

撤去した、綿木を燃やしていきます。

足元の悪い作業です。みなさん畔に座り込んでいます。

ほ場の端に集めた、除草シート 重い!1本50mで、畝は50m以上の長さです。

参加者全員一生懸命作業して最後のひと頑張りです。

 29年度の「綿人ワークショップ」は2月で終わりますが、新たに30年4月から地方創生推進事業として、30年度「放棄田等利活用モデル事業」が始まります。

 加古川市の地方創生で、「加古川の綿花栽培」をもっと市民の方や、近隣の市町村の方にも知っていただき、加古川市志方町に来訪して農業体験等を味わっていただく企画も考えております。ご期待ください。

 詳細については、3 月中旬に志方東営農組合ホームページ・新聞広告を考えています。

 お問い合わせについてはいつでも可能ですので、☎・ファックス・メール等で連絡ください。

■1月綿人ワークショップご報告

1月20日(土)午後1時より今年初めての綿人ワークショップを開催しました。

今回のワークショップは、加古川広報誌でもお知らせしていました「壁飾り」の申込み者が少なかった為、中止となり「綿つみ」に変更しました。

寒空の下でしたが、市関係者、組合員の方々他、26名の方の参加がありました。

寒いなかですが、今から綿つみ開始です。

大きなかご中に入れて行きます。

大きなかごや、袋を抱えて、作業を開始です。この綿の木での「綿つみ」は、最後になります。

全盛期よりは綿が少ないですが、それでも見渡すと白い綿が広がっています。丁寧にひとつひとつ摘んでいきました。

綿の木はもうほとんどが枯れかけており枯れた葉っぱが綿にまとわりつき、それを取っていくのは大変な作業です。でも垂れ下がった、ふわふわの綿を摘み取っていくのは、気持ちよく楽しいものです。

木は枯れたようになっていますが、まだいくつものコットンボールがあります。

綿の木は、枯れたようになっています。

セルベスを取り終えました。

カルホルニアに取り掛かります。

セルベスという品種を取り終え、もう一方のカルホルニアという品種に取り掛かかります。沢山の人で作業することが出来たので順調に進んでいきました。

作業を終える頃、畑には白い綿は無くなっていました。

たくさんの真っ白いふわふわの綿を付けてくれた綿の木に感謝し、作業を終えました。

綿を取り終えた綿の木です。
白い綿は、無くなりました。

作業終了後、農園で作っていたキャベツを収穫し持って帰っていただきました。毎日続く寒さで葉物野菜の高値が続いているため、皆さん「野菜が食べられる」と大喜びでした。

寒い中、お疲れ様でした。

作業終了後、集まって頂きお礼の挨拶と次回のお知らせです。

■12月綿人ワークショップご報告

12月16日(土)10時から12月の綿人ワークショップを行いました。当日は、営農が作付した綿を使いクリスマス用リース作りと、この秋に収穫した4種類のお米の食べ比べを行い、食べたお米の品種を考えていただく催しを行いました。

加古川市の広報誌のお知らせを見ていただき、事前に申し込んでいただいた方と地元の方等を合わせて23人の申し込みが有りました。10時からクリスマス用リースを作ります。講師としてお越しいただいたのは、JR宝殿駅北側にありますフルールサンクのお二人です。申込者の方が、テーブルに着き、使用する花の名前を聞き、どのように飾り付けを行っていくか指導して頂き、順次リース作りに取り掛かりました。

出来上がっていく中、隣り合わせになった方と、「これでいいのかな?」「綺麗にできているね」と話も弾みます。中には米田小学校4年生の上野誠悟(うえのせいご)さんが、おばあちゃんと一緒に参加してくれました。おばあちゃんの横に座り、おばあちゃんや、指導者の方から指導を受けてリースを作っていきます。1時間半を経過するころには、皆さんのリースが出来上がり、手に持ち見比べています。 会場にサンタさんのお出迎えの準備完了です。

その後、隣のテーブルに移り、新米を食べて品種を考えていただく食べ比べが始まります。19名の方の参加が有りました。

一人の席の前に4つのカップが置いています。カップには、赤・青・黄のテープを貼ったカップとテープのないカップが有ります。家で食べているご飯の味もありますが、やはり炊き立ての新米は「いい香り」がします。一人一人が、真剣に食べ比べしています。「わからない」「どれもこれも同じやわ」「美味しい」と両隣で話しながらアンケートと品種の回答を記入しています。全問正解の方には、「志方健やか米」450g入り袋をお渡しします。

みなさんのアンケート用紙を回収し、正解発表です。全問正解は19人中 3名 2問正解は6人  1問正解は5人です。 なかなか難しいようです。全問正解の方には、「志方健やか米」450g2袋をお渡ししました。2問正解の方には1袋です。

その後、4品種の中より、希望したテープの色のご飯一杯とお味噌汁・漬物で食べていただきます。志方東営農組合のお米を始めて食べたと言われる方もおられ、にぎやかなひと時を過ごすことが出来ました。お腹も一杯になったところで12月の綿人ワークショップを終わりました。

当日の写真です。

リース作りが始まりました。

バランスはこれでいいかな??

出来上がりましたよ 綺麗に出来上がり

おばあちゃんと一緒に参加してくれた米田小学校4 年生上野誠悟さんです。初リース作りです。「上手くできたでしょ!!」

新米の食べくらべ

皆さん真剣な表情で食べておられます。

正解のパネルを見比べながら、お好きなご飯を食べていただきました。なかなか難しいようでした。

■11月18日(土)「綿まつり」ご報告

11月18日(土)のお天気が気になりだしたのは、11月10日前後からでした。

11月前半は、比較的お天気が続き、「綿まつり」にはと期待していました。

週間予報が発表され、11月18日(土)の予報は☂と表示されるようになりましたが、どうにか18日だけお天気であってほしいと願いながら、「綿まつり」の準備行っていました。

17日前日の午後1時より、準備で志方東営農組合の全役員や当日のスタッフで看板の設置や・テント・焼き芋焼き器・当日の販売商品の事前準備等を行っていきました。

大沢公会堂大広間では、講談師の旭堂南海さんの講談の用意・和室には、綿の種取り機、糸紡ぎ機械の設置、小会議室には、フラワーアレジメントを行う机の配置・建物の外では、志方東営農組合が、販売する商品の展示や収穫作業、来場者が休憩時に軽食を楽しんでいただける用意等準備万端にして祭り当日の天気を祈りながら・・・

18日(土)夜明け前より、しとしとと雨が降っていす。祭りへの来場者はどうなの??と思いながら、スッタフの集合場所へと急ぎました。

大粒の雨ではないのですが、外気は肌寒く、スッタフにはジャンバーとカイロを渡しそれぞれの持ち場に向かいます。

9時半ごろには、丹波市よりの来場者を乗せたバスが到着です。雨のため大型バスが公会堂の近くまで進むことが出来ないので約600m手前でバスを降り歩いて頂きます。歩く途中に綿を作付した、ほ場が有りそこに皆様の足が止まり、熱心に綿の作付や生育過程の説明を聞いておられます。

あと、鳥取県境港市・岸和田市からの来場者も続き、雨の中ですが皆様熱心に説明を聞いておられ、専門的な質問をされる方も多くおられ、綿に興味がある方が多くおられました。

30年に「コットンサミット」が開催予定の福島県二本松市からの来訪もして頂きました。

10時15分より、公会堂の大広間で講談師の旭堂南海さん、加古川こっとん物語「志方はしたたか生き残る」と題して講談が始まります。

地元の来場者、丹波市ツアーバスでの来訪者・境港市からの来訪者の方が入り満員となり講談が始まりました。

講談が終わり、外に出てこられた方には、焼きたての「焼き芋」をお渡しして食べていただきました。
肌寒い中で焼きたての芋は、「あたたかい」「美味しそう」と大好評でした。

雨の中、「わたつみ」を体験され、ふくろに綿を一杯詰めてこられた方にも「焼き芋」の無料サービスでおもてなしです。

テントに下では、焼きそばや、ぜんざいが出来上がっています。

また和室では、わたの種取や、糸紡ぎ機の体験を行っています。

小会議室では綿の木を使った「フラワーアレジメント」作成を行っています。

色とりどりの花と、綿の木を使い鮮やかなフラワーポットの出来上がりです。

雨のため参加申し込みされる方が少なかったのですが出来上がったフラワーポットを嬉しそうに抱えて持って帰られる方が多くありました。

加古川コットンサミットと同時開催の、志方東営農組合「綿まつり」は生憎の雨の中で開催となりましたが、遠くから来訪された皆様には楽しんでいただけたかとの不安もあり心残りでもありますが、加古川市志方町の当組合が綿作りを行い、この地域の活性化に一役、全国からの方達にも、この地域を知って頂けだけたかな?と思っています。

しかし綿は、志方東営農組合の役員や、各地区よりの作業者の人・地域の女性を含め全ての方々の力で、ほ場の準備・畝や畔の全面シート貼り・苗の移植・剪定・草引き・綿花の収穫を行い、乾燥・ごみ取りをして出荷しています。

綿づくりは、ほぼ手作業が中心で暑い日・寒い日でも作業があります。 我と思われる方がおられましたら収穫等に、ご協力いただきたいと思います。

綿人(綿に関する農作業を一緒に行っていただける方)を募集しております。詳しくは志方東営農組合までお問い合わせください。

■8月綿人ワークショップのご報告

8月19日(土)午前8時より、大沢地内で第5回綿人ワークショップを行いました。

今回のワークショップは、綿花の手入れとキャベツの苗の移植です。

前回に引き続き猛暑の中、綿人、加古川市の職員の方々、営農組合の理事等、約21名の方に集まっていただきました。

今回は綿花の手入れをする方11人、キャベツの苗の移植をする方10人の2班に分かれて作業を行いました。

キャベツの苗の移植は、千本の苗を1畝2列に植付けました。指で開けた穴にポット苗を植え、根元をしっかりと抑えていきます。抑えていくと苗の周りに少し窪みができますが、その窪みに水が溜まるのでキャベツも喜ぶとのことです。

苗移植終了後、たっぷりと水やりをしました。4~5cm 程の小さな苗でしたが、収穫できる頃には大きなキャベツになるそうです。大きくなったキャベツを楽しみにしてください。

その後、麦収穫後のほ場に、コットンサミットが開催される11月中旬に満開になるようコスモスの播種をしました。前回コスモスの播種を経験していたのでスムーズに播くことが出来ました。

8月19日の様子です。

(キャベツ苗の移植)

4~5cm の可愛らしい苗です。

この苗が大きなキャベツに成長していきます。

丁寧にキャベツの苗を移植しています。

キャベツを移植した奥には、綿花も見えます。

移植が終わったキャベツです。水やりをしたばっかりなのに炎天下の中、すぐに乾いていきます(´・_・`;)

綿花の木は順調に成長し白やピンクの花が咲き、風船のようなコットンボールをつけているものもあります。しかし、8月9日に迷路のように近畿地方にも接近した台風5号による雨と風でセルビアという品種の綿花が数多く傾きそのままでは収穫不能になるため、その傾いた木、一本一本に支柱を立て綿花の木を支柱に縛っていきました。炎天下の中の作業は想像以上に大変でした。でも時間はかかりましたが皆様の協力のもと、無事作業を終えることが出来ました。

(綿花の支柱による補強)

綿花の木に白やピンクの花が咲いています。

綿花の状況を見ながら作業を進めていきます。

夏の空が広がり暑さも最高潮に!

支柱を立てて傾いた綿花をささえます。

厳しい暑さの中、作業は続きます。

この日の作業風景を BANBAN TV が撮影されています。

又、 BANBAN TV をご覧ください。

■7月綿人ワークショップのご報告

7月22日(土)午前8時より、大沢地区の綿花作付けのほ場で第4回綿人ワークショップを行いました。

今回のワークショップは、今年10月に予定されている「しかた東コスモスまつり」に向けて、麦を刈り取った跡のほ場で、応募のあった綿人・営農組合職員・JA 職員他、総勢45名の方々が集まっていただきました。

当日、朝から気温30度を超える様な猛暑の中、コスモスの種子の播種を皆様の手によって行っていきました。1区画、約30a のほ場を4人~5人で、15区画、播いて行きます。

10月の「しかた東コスモスまつり」には、近郊の市町村から来訪され、楽しみにされている方が多くおられます。その来訪された方の「きれいやな」の言葉を楽しみに播きました。

7月22日の様子です

初めに加古川市の職員の方より挨拶がありました。

作業前に作業手順を熱心に聞いています。

このほ場が10月頃には、桃色一色のコスモスが満開となることを願って・・・(暑いな (^_^;) )汗が!!!

大勢の方が参加してくれたおかげで、約1時間で終わりました。

コスモスの播種後、綿人たちは成長した綿の手入れを行いました。5月に種を植え付けた綿が成長し2~3粒の種から四方八方に枝分かれ大きな綿の木になれば、良い綿花の収穫が出来ないので剪定を行いました。

一箇所から多く出てきている枝を、枝切りハサミで切り、上に高く伸びた枝を切っていきました。また綿の根元に生えた草を抜いていくのには力がいりました。

暑い日差しの中育つカルホルニアという品種の綿です。
(緑豊かな農地です。)

セルビアという品種の綿も大きく成長しています。

この頃になると綿が成長し、花からコットンボールの形を着けていきます。

■6月綿人ワークショップご報告

6月17日(土)午後1時から大沢公会堂において第3回綿人ワークショップを行いました。

議題「地域の歴史を学ぼう

講師 郷土史家 飯沼博一様

講師の飯沼先生より配布された資料「志方町の歴史」(東志方町編)を基にお話をして頂きました。

現在のような東志方村と誕生したのは、明治22年4月2日全国的に市町村の編成が行われたとのこと。その時の東志方村は、細工所村・高畑村・岡村・野尻新 田村・大澤村・行常村・大宗村・畑村・雑郷村・東飯坂村・東中村の12か村です。廣尾村については、明治9年2月に吉弘村と柏尾村が合併して廣尾村となっ た。江戸時代の経過は、畑村・雑郷村・東飯坂村・東中村以外は、姫路藩領 → 幕府領→ 姫路領 → 幕府領 → 相模国小田原藩領 → 天領(一ツ橋)と、その時代の流れにより領主が変わっていった。畑村・雑郷村・東飯坂村・東中村は他の志方と一緒に姫路藩とのこと また地名の説明や川の流れ 川筋の変更・七つ池の説明もありました。

人物の話等で歴史の残り墓標として現在なお存在しているとのこと特に興味があったのは東志方村として小田原藩の飛び地として定着していたとき、宝永大地 震、富士山の大噴火が起き小田原藩は甚大な被害で町が全滅、小田原藩の藩主は領土を幕府に返上、その代わりに期限付きではあるが東志方村9か村が小田原藩 領となり、東志方村9か村にも大変な影響があったと想像できます。

その後、復興がかなったとして東志方村9カ村は天領(一橋領)となる。あとあとは、東志方村にも悲劇や事件が起き歴史を作ってきたものと思われる。

東志方村としての歴史があり、興味深く聞きました。私は生誕地ではなく、婚因により東志方に住むようになりましたが、この歴史を聞き、生まれ育った人がこ の話を聞いていただくと、もっと興味をもち、江戸時代に初めに作られた、農村の原風景のある東志方村を守っていかなければと思われるのではと思いました が、時期的には忙しい時期であったため出席者が少なく残念に思いました。

■5月綿人ワークショップご報告

さる5月20日(土)午前9時より、第2回綿人ワークショップを開きました。5月は4月に綿作付け、ほ場に雑草除けのために、黒のマルチシートを貼り、綿の種を植え付ける準備を行いました。

当日、そのほ場には、子供さんも含め約50名もの方が集まっていただき、3日前より水につけた綿の種を各自ビニール袋に入れて、ほ場に、種を植える穴をあける人の後に続き、深さ約3㎝の中に種を入れ植え付けていきました。

植付けが終わった畝には、空いた穴の中に水やりを行い、順次作業を進めていきました。

大勢の方が集合していただいたおかげで、作業は順調に終わり、10時30分ごろにはすべて完了しました。

暑さも強くなり時期なので、作業完了後、水分補給を行い綿の成長を願いながら解散となりました。

作業開始にあたり加古川市の職員の方より挨拶が有りました

広いほ場が2つあります。植付けする綿の種類が違います。

注意して植付けします。

順調に作業が進んでいます。

作付け後5日経ちました。

マルチシートのうえには綿の成長が見られます。

■4月綿人ワークショップご報告

4月22日(土) 10時から大沢公会堂で29年度第1回 綿人づくりの講習会を開きました。

10年も前からご自身で綿花栽培を行い、糸紡ぎ・コットンの糸に仕上げてストール・マフラーを制作されている吉田ふみゑ様ご夫妻と溝口様を講師にお招きして、綿花の種取り・糸紡ぎ機使い糸紡ぎを行いました。また、幼稚園児や小学生の子供たちも参加して頂き、子供でも出来る手作りの糸紡ぎ機で体験しました。

吉田さんより綿の歴史や綿の利用について説明が有りみなさん真剣に聞きました。

綿の種を取り出す機械で真剣に作業をされています。

糸紡ぎ機見て「こんな機械おばあちゃんが触っていたわ!」との声もあがりました。でも今回集合して頂いた方はみな初めての経験で「また糸が切れた」「こんなん出来ないわ」の声が上がりましたが全員糸紡ぎを体験できました。

子供たちにも手作りの糸紡ぎ機で体験して頂きました。

みなさん初めての体験でしたが、「この紡いだ糸でマフラーが編めたらな!」「セーターが編みたい」とか今後の夢を膨らませられたのではないでしょうか?

糸紡ぎ機は志方東営農組合の事務所においておりますので触ってみたいと思われる方は、ご連絡いただければと思います。(綿は用意しています。)

5月の予定

5月第3土曜日

綿花の種を播種します

6月の予定

6月第3土曜日

播種した綿花の種の観察・水やり綿花の作付けの歴史

7月の予定

7月第3土曜日

コスモスの播種を行います。田舎生活を楽しもう 野菜の作付け勉強会

8月の予定

8月第3土曜日

綿花 ほ場の環境整備(水やり・草引き) キャベツ・ブロッコリーの苗植え

9月の予定

9月第3土曜日

綿花 ほ場の環境整備(水やり・草引き)

10月の予定

10月第3土曜日

綿花の収穫・糸紡ぎ  コスモス祭り実施

11月の予定

11月18日(土)

コットンサミット  綿花の収穫 リースづくり等

12月の予定

12月第3土曜日

綿花の収穫・染色体験

上記のように企画を立てています。
あくまで予定です。

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